2009年9月16日水曜日

伝えるのが難しい

相変わらず、英語で言いたいことを短時間で伝えるのは難しい。

Financial Reportの授業では、発言をしている途中で、教授に「なるほどお前の言っていることはこういうことだな」と勝手に解釈され、それをそのまま学生に説明されてしまった。どうやら自分が違法なことを言っていると解釈されたらしく、他の学生が、それは不可能なことだ、とコメントしていた。もちろん、自分はそんなことは言っていない。まがいなりにも与信管理をしていて粉飾決算書と格闘していた自分が、違法な財務諸表を良しとするような発言を言うと解釈されるとは…。自分が言いたかったことは、ステークホルダーによって、財務諸表における注目点が違うわけだから、全く同じデータを使いながらも、適宜財務諸表の中で強調すべき箇所を変えることは可能なのではないか、ということだった。銀行の視点であれば、金が返ってくるかどうかが一番大切なわけであるし、一般株主からしてみたら、配当原資がどれくらいあるかが大事なのだ、ということである。

Valuationの授業でもそうである。なかなか話をじっくりきいてくれないインド人学生がグループにいるのだが、彼にわかってもらうことも大変な努力がいる。この間は、Working Capitalの増減について、そして昨日は融資に対する判断基準についてだった。融資額と、融資先のFCFから導き出されるNPVを比較しても、融資者にとっての融資基準とはなりえないはずだ。融資の対価は、金利である。

こんな調子で第4タームが過ぎている。

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