2009年10月22日木曜日

San Sebastian

ターム間の間に1週間の休みがあるので、その間San Sebastianに行った。ここはバスク地方の都市であり、高級リゾート地としても有名だそうである。スペインに来るまでは勿論その名前を知らなかったが、学生の間での評判がすこぶる良いことから、実際に行ってみた。

スペイン生活も本当にあと2カ月。ここに来て、スペインを知る動きが今更ながら加速してきた。

実際、San Sebastianはとてもきれいな街だった。フランスとの国境に極めて近いためか、建物もフランスっぽい建物が多い気がするし、パンもマドリッドより美味しい。人種的にもマドリッドとは違うようである。フランスの血が混ざっているのだろうか。スペインという国は、本当に各文化の集合体なのだということを改めて感じた。決して一つの文化が一つの国を形成しているわけではない。

この街の特筆すべきことは、海と食べ物だろう。ビーチがあり、丘の上に展望台があって、そこから街を一望することが出来る。犬が楽しそうにビーチを走り回っている。ほとんど客のいない展望台へのケーブルカーから街を眺めると、何と静かなところだろうと思った。ケーブルカーが展望台に着くと、夏にしか営業されていない小さな遊園地があった。『千と千尋の神隠し』の最初のシーンみたいだった。何故かポニーがその遊園地にいて、噴水から出ている水をガブガブ飲んでいた。飲み終わると、とことこと園を出て向こうの方に行ってしまった。彼の行動が何故か面白おかしかった。

San Sebastianのビーチ

展望台から眺めるSan Sebastian

食べ物に関しては、バスク料理である。マドリッドやバルセロナにあるタパスやピンチョスは、全てこのバスク地方から来たものだという。日本人同期におしえてもらったバルに行き、フォアグラやイベリコの角煮を食べた。これは絶品だった。スペインにここまで美味いものがあったとは…!しかも安い。一皿3ユーロ程度である。その他のバルでもピンチョスを食べたが、特に海鮮が美味しかった。中には炙りサーモンもあった。サングリアも適度の甘味があってとても美味かった。食べ物が美味しいスペイン…。ここに来て初めて知るスペイン。

絶品のフォアグラ

絶品の角煮

活気あるバルの店内

ところで、San Sebastianの海は結構波が高いためなのか、たくさんのサーファーがいた。日本ではサーフィンをする時に縄張りがあると聞いたことがあるが、ここではそんなのは一切なさそうだった。砂浜に座ってポケーっと夕暮れの海のサーフィンを見ていた。サーフィンは見ていて何故か飽きなかった。

夕陽と波

今更始まったスペイン探検が加速していく。

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