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2008年8月26日火曜日

3連休

イギリスにはBank Holidayという休日がある。これが土日に続くとあって、3連休であった。しかし、自分はスペインに行くということで、実はイギリスについてノーマークであった。

クラスメートはみんなスコットランドの首都であるエジンバラに行くやら、グラスゴーに行くやら、ロンドンに行くやらで、はりきっていた。連休に入ってから出遅れたことに気づいた!

しかし、結局ストイックな連休を過ごさなければならなかった。ライティングプロジェクトを仕上げなければならない。自分は他の学生より1週間早くPre-MBAを終えることになる。よって、ライティングプロジェクトの締め切りも1週間早い。

結局連休1日目はシティに買い物に行ってしまった。せめて料理はきちんとしようと、生姜焼きを作ることを試みた。

               
人生で初めて作った生姜焼き

酒と味の素を入手するこができなかったが、みりんとおろし生姜は入手出来たので、なんとか生姜焼きを作ることができた!唯一の課題は豚肉の質である。若干臭みがあるのだ。これをどう克服するか。

さて、二日目はひたすら部屋にこもった。一歩も外を出ていない。今日こそはライティングプロジェクトを仕上げてやる。5時間ぶっつけでやり、飯を食った後また5時間ぶっつづけ。TOEFLとGMATをひたすらやっていた頃を思い出した。ぞっとする。二度とやりたくない。でも決定的に違うことは、楽しみながら勉強をしているということだ。

そして3日目。

やっと休日らしい休日が訪れた。Yorkに行ったのだ。Leedsから電車で40~50分ほどのところにある。Yorkは古都で、昔ながらの町並みが特徴的である。歩いてみると、結構広くてどこまでも店が軒を連ねている。もううんざりに思っていたMarks & Spenserももちろんあった。

ヨーク・ミンスター。イギリスで2番目に大きな大聖堂だとか。

Yorkの中心を少し離れ、University of Yorkにも行ってみた。近代的な校舎であり、Leedsとは雰囲気が違う。この大学は草原に囲まれている。草原には牛がいて、モーモー鳴いている。一匹の牛がモーと言うと、他の牛がみんなその牛のところに歩いていっていた。意味のある「モー」だったんだろう。

のんびりと過ごしている牛。

その後、ショッピングモールに行ってみた。日本と同様に、イギリスでもモールが流行っているらしい。こちらの服はデザインがやっぱり日本のものとは違う。また衝動買いをしてしまった。

服なんて日本にいた頃はあまり欲しくならなかったが、ここにきて買い出すということは、心に余裕が出てきて他のことに気が回るようになったということだろうか。

Leeds駅に帰ってくると、バックパックを担いだ女性が大声を挙げていたが、直に二人の警察官が取り押さえていた。女性はものすごい力で振りほどこうとして、警察官が二人がかりでやっと取り押さえることができていた。すぐにパトカーが複数台やってきた。ものすごい勢いでやってくる。もう残り20メートルくらいのところで、他の車をよけるためにスピードを緩めた。でもそこから残り20メートルしかないのに、すさまじい勢いで発車し、警察官が容疑者を取り押さえいる現場の直前で急ブレーキをかけて止まった。なんの意味があるのか。とりあえず急いだのか。

その場を去ると、今度は道の向こうで、男が取り押さえられてる。さらに駅からバス亭に向かう途中で、パトカーが道を封鎖していた。もしかしたらなんかすごい犯罪が発生したのではないか。でもその真相を知ることなく、フラットに戻るのだった。

2008年8月17日日曜日

Londonに行く

まず最初に書いておきたいことがある。

先日クラスメートに、「あなたは日本人の誰かに似ているわ」と言われたが、それが誰だかわかった。

―演歌歌手らしい。

予想通りだった。そういう風な感じで言われていることには慣れている。

さて、土曜日になった。前から予定していた通り、大学のゼミの友人と会うため、ロンドンに行った。とはいえ、別にどこを回るか決めていなかったので、公園ででガイドブックを開けてみる。友人は再保険会社という日本ではレアな会社に勤務している。多くは欧州で発展している業界のようで、今回研修のためロンドンに来ていたのだ。自分もビジネス研修のためにイギリスに来ている。そのため…かどうか知らないが、ビジネス関連の各所を廻るという、ストイックな観光となった。

まず最初はLondon Business School。ファイナンスで世界最高峰の教育を施すこのビジネススクールを見ようとBaker Streetで降りてみた。もちろんあのシャーロックホームズで有名なBaker Street。

London Business Schoolの校舎

あまりに立派な建物にびっくり。FT世界第2位の学校だけのことはある。というか政府機関みたいだ。

次は、Cass Business School。ここは自分の会社の先輩が卒業をした学校。近年急速にランキングを上げている学校。何よりその綺麗な建物、設備に驚いた。しかも場所はCityにあるため、ロンドンの金融を
肌で感じながら勉強することができるのだろう。

近代的なCass Business Schoolの校舎

その後はCityをぐるぐる回る。金融の発祥地ということで、一度はみてみたかった。休日だから閑散としていたが。荘厳なイングランド銀行、Royal Exchange Market、Lioyd’s等々興味深い。中でも特に面白かったのは、Lioyd’sのビルだ。

この工場みたいなデザインが特徴的である。

Lioyd'sとは、保険の取引所のことらしい。証券と同じように、保険を売りたい者、保険を買いたい者の
ため仲介をする役目を果たすとのこと。もともとはコーヒー屋だったLioyd’sという人のコーヒー屋に
船主が集まり、相互に助け合おうということから、海上保険が発達したとか。

勉強熱心な友人が観光ガイドのように教えてくれたので、聴き入ってしまった。

友人と、「まさかロンドンで会うことになるとはねえ。俺達もだいぶ国際的になったもんだ」などど笑い合っていたが、本当にその通りだ。

結局、夜遅くにリーズに帰ってきた。夜のリーズ駅では、まさに観光ガイドに書いてある通り、酒を飲んだ若者がそこら中で大暴れをしていた。中には、興奮して腕立て伏せをしていた者もいた。

今日、ロンドンで「さむらい」という寿司とお弁当屋をみた。ステレオタイプは止めてくれよなあ、なんて話していたけど、紳士の国というのも本当にステレオタイプだよなあ。