ケースメソッドが主要な教育法であるビジネススクールでは、
クラスパーティシペーションが成績に重要な影響を及ぼす。
IEでも大概の授業において、クラスパーティシペーションが
成績評価項目の30~40%を占めるのである。
よってどの学生も積極的に発言をしようとする。
だが、問題がある。
全ての学生の発言が、意味のあるものではないということだ。
教授の方も、あまり授業の進め方が上手でない人もいて、
その場合、あまり意味のない発言も受け入れている。
「これわかる人ー?みんなわかるかなー?」
「ハイハイ!先生、僕わかるよー!!」
こういった幼稚園みたいな状況もままあるのである。
この間の授業では、サーカスのビデオをみた。
このサーカスは「QUIDAM」というやつで、日本でも盛んにCMが
流れていたから自分も覚えている。
質問は、「従来のサーカスにあって、QUIDAMにはないものは?」
というものだった。みんな手を挙げた。「ハイハイ!!」
「はい、じゃあ君!」
「動物」
「はい、よくできたましたねー!」
…もちろん、質の高い発言もあり、そこから有意義な議論に
発展することもたくさんあるので、これが全てではないのだが。
文化圏によって、「発言をする」ということに対し考え方の違いがある。
ラテン系の学生の中には、手を挙げて、教授に指されてから
発言内容を考える傾向にある者もいる。
さすがに教授も、「おい、今の発言は何の関係があるんだ?」
「それでお前の言いたいことは結局何なんだ?」と疑問を投げかけ、
全く成績に加点されていないような状況も見受けられる。
ほぼ全ての授業では、「発言の質を評価する」と最初にアナウンス
するのだが。
とはいえ、学位取得のためには、自分も積極的に
発言をしなければならない。
英語の問題がある以上、短い言葉でポイントを突いた、大変理想的な
発言姿勢を採っていかねばならないのである。きびしー!!
2 コメント:
体調はどうだろうか。
先月、ストレスに起因するとあるウィルス性の病気になってしまった。(今は完治したよ)プライベートや仕事におけるストレスが、知らず知らずに体に蓄積されていたみたい。体調管理には気をつけて、頑張ってくださいな。近況はmailするよ。
from もと
もとさん
ひさしぶり!
ちょっと大丈夫?
渡西前に話をした時は、とある仕事がもとさんしかわからない状態になっていて、もとさんが一手に抱えてしまっていると聞きました。それが問題だったのかな?あるいはプライベート…。いずれにしても近況をおしえてください。
Magemonosky
コメントを投稿