2009年4月14日火曜日

イースター旅行

4月5日~4月13日まではイースター休暇で学校は休み、第二タームは中断となる。自分はこの休みを利用して、ドイツとギリシャに行くことにした。

ドイツはベルリンとミュンヘンへ行った。第一の感想として、ドイツは快適であった、ということである。とてもきっちりしていて、綺麗である。鉄道、トイレ、ホテル等など。日本に環境が似ている気がする。嬉しかったのは、食べ物が口に合ったことである。ドイツといえばソーセージとビールというが、これは本当にその通りであった。ベルリン名物カリーヴルスト、ミュンヘン名物ゆで白ソーセージ。うまい。ラテン系の国々(フランスを除く)の食べ物を未だに100%受け入れられない自分としては、このドイツ滞在期間の食生活は夢のようであった。第二に、ドイツの近代的な建築物が自分好みであった、ということだ。欧州の近代的な建物というのは、まさにこういうのだろう(完全に主観)という建物がドイツにはたくさんあった。

それぞれの街について。ベルリン。ベルリンに向かう飛行機は、シェーネフェルト空港という旧東ベルリンの空港に到着した。この空港から電車でベルリンの中心に向かったわけだが、途中の町並みはどこかもの悲しく、東欧の雰囲気を醸し出していた。それでも中心に着くと、賑わった町並みを感じることができ、西側の雰囲気を感じた。ドイツの面積が広いためか、ベルリンも広い街である。土地が余っているのか、ビルとビルの間が妙に空いている。また、歴史的な建築物があまりない気がする。それとブランド街を歩いていると、銀座を歩いているような気持ちがした。

鋭い刃で今にも斬られてしまいそうなソニービル

ミュンヘンは綺麗な町並みだった。街の中心地にはLeedsのような大きな商店街があり大きな賑わいを見せていた。あまり時間がなかったのだが、これといって大きな特徴を見いだせなかった気がする。ところでこのミュンヘンに来るため、ベルリンからAir Berlinという航空会社を使ったのだがこれはよかった。何がいいって、Boarding timeから10分後には乗客全員が席についている。Boarding time15分後に姿を現した我々は白い眼で見られる始末であった。ドイツ人の時間に対する厳しさを思い知った。機体もとてもきれいに整備されていた。やはりサービス業とはこのようでなくてはならぬ。

ミュンヘンの市庁舎

ギリシャは、サントリーニ島とアテネである。ギリシャで辛いところは、トイレで使用した紙を便器に流せないことである。これではアジアと変わらない。EUに加盟していながらも、他のEU諸国と一線を画しているようにみえた。それでもギリシャ料理はなかなかおいしかった。この旅は食事に恵まれたと言えるだろう。前回の「死のイタリア」経験と比較すると天国である。

サントリーニ島にはずっと前から憧れていた。旅行雑誌でみるエーゲ海と青い空、そして白い家のコントラストに目を奪われていた。実際その風景を目の当たりにすることができた。ただ、良く見るとこの白い家は、度々石灰を塗ったりペンキを塗ったりしているようで、人工的な感が否めなかった。それでも、この白い家々のテラスにあるカフェから、ビールを飲みながらエーゲ海を眺めゆっくりとした日々を過ごせたことは大きな満足だった。



サントリーニ島の建物

さて、アテネの第一印象は、汚い街である、ということだった。オリンピック発祥の地、そしてギリシャ文明から中心地として栄えていたこの街は、はたしてどんなものなのだろうと期待をしていたのだが、汚なかった。街の一部では、見るからに目つきが怪しい危険そうな人達がたむろしていて、夜歩くのは危険なのではないか、と想像するほどであった。それでも、こうした混とんとした雰囲気のおかげで、逆にワクワクすることができた。アテネは東南アジアの匂いがした。これで屋台の食事処があったら完璧だったのだが。

丘の上から見下ろすアテネの街並み

これで西欧と呼ばれる国々には大方行ったことになる。後は北欧と東欧が残っているので、これは夏休みまで持ち越しである。

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