2009年5月30日土曜日

Venture Lab

IE Business Schoolはアントレプレナーシップで有名であるが、その理由の一つとして、Venture Labが挙げられるだろう。

これは、実際にビジネスプランを練り、投資家や銀行の前で説明、認められれば実際にそのビジネスを行うために資金拠出をしてくれるというものだ。学生は、New venture, Corporate venture, Family venture, Social impact venture, 以上の4分野の内1つを選び、チームを組んでビジネスプランを作成していくことになる。

最初、クラスメートのフランス人がこのプログラムに参加するという話をしていたのだが、偶然にも自分の興味のある分野だったので、一緒にやることになった。更にもう一人、同じような案を持っていたスイス人がおり、彼もこのチームに加わることになった。

チーム内では、ビジネスアイデアを外に漏らさないよう、秘密保持同意書にサインをする徹底ぶりである。というのも、彼ら二人は、社費派遣生の自分と違い、このビジネスプランが認められれば、このビジネスで食っていくつもりらしいので、俄然やる気が違うのである。

うまくいけばこのプロジェクトは卒業ぎりぎりまで続くことになるので、IEでの生活の約半分を費やすことになる。実務では人の作ったビジネスプランにつべこべ言う立場の自分であったが、ここに来て自らがビジネスプランの作成に携わる時が来たわけである。(正確には、第1、第2タームに受講したEntrepreneurial Mangementの授業でもビジネスプランをグループで練る必要があったのだが、全く自分の興味のないことだったので、ほったらかしにしておいたことをここで打ち明けよう…。)

第4タームと第5タームはElective受講期間で多少今より楽になるはずなのだが、このVenture Labのおかげで、卒業まで全く息が抜けなくなってしまった。まあそれでも、MBA留学の機会をフルに活用できるわけなので、徹底的にやってみようか思う。

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