2009年7月24日金曜日

マドリッドのビジネスエリア開発

夏休みになったので、気になっていた所に行くことにした。マドリッドの新ビジネスエリアである。ここは、Cuatro Torres Business Areaという区域。その名の通り、マドリッドにはこれまで存在しなかった巨大なビルが4棟建っている地域である。汐留地域の開発みたいなものをイメージしていた。

が、しかしここはマドリッド。日本の並みの発展などあるはずはなかった。まず、4棟の内、2棟は依然開発中である。ウィキペディアをみると、2008年中に建設は完了すると書いてあるが(http://en.wikipedia.org/wiki/Cuatro_Torres_Business_Area)、既に2009年は半分以上が過ぎている。また、本当にビルがあるだけで、例えば1階に何かショッピングやレストランなどのエンターテイメントがあるかと思いきや、一切ない。

考えてみれば、こんな巨大なビルは、広大な土地を有し、かつ人口が4500万人のスペインには必要のないものなのかもしれない。無理をして作っても、果たして欧州最大の失業率を誇るこの国に入居の需要はあるのだろうか。

日本では、空きオフィスビルやマンションが目立つという…。この巨大ビルも同じ境遇にあうのではないかと危惧している…いや実際はあまり危惧していない。

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