2008年8月30日土曜日
28歳になった。
2008年8月27日水曜日
Whitbyに行く
The North Yorkshier Moorsの隕石が落ちた場所
そこから1時間くらいして、Whitbyに到着した。ここはキャプテン・クックゆかりの地として有名らしい。恥ずかしながら、キャプテン・クックが何をした人なのか、よく知らない。クラスメートが早口な英語で教えてくれた。どうやら大英帝国政府に命令されて世界中を回ったらしく、オーストラリア大陸の形状を明確にしたらしい。でも最終的には航海中ハワイで殺されてしまったらしい。
キャプテン・クックが航海に使用したと言われる船の模型
おそらくクラスメートの早口ぶりからして、もっとたくさんのことを説明してくれていたのだろうが、聴きとれなかった…。最近、自分と話すことを面倒くさく思われていないか心配だ。
Whitbyの町並みは、ヨーロッパってこういうのだよね、という想像通りのものであった。大変素敵である。
さて、昼飯だが、ついにフィッシュ&チップスを食べた。予想してたよりはマシな味である。そりゃそうだ、2000円以上したんだ。
しかし、ほとんど油の塊である。自分は日本にいた頃は食べ物は残さなかった。米一粒残さない。でもこちらに来て少し変わってしまった。身の危険を感じるほど、体に悪そうに見えるからである。
最近一時帰国した時に何を食べようか考えるようになった。寿司が食べたい、スーラータンメンが食べたい、串揚げが食べたい。日本のスタバに行きたい。(こっちは変な味がする)
ところで2か月経ったにも関わらず、一向にVISA発給の知らせが届かないのが気になる。
2008年8月26日火曜日
3連休
さて、二日目はひたすら部屋にこもった。一歩も外を出ていない。今日こそはライティングプロジェクトを仕上げてやる。5時間ぶっつけでやり、飯を食った後また5時間ぶっつづけ。TOEFLとGMATをひたすらやっていた頃を思い出した。ぞっとする。二度とやりたくない。でも決定的に違うことは、楽しみながら勉強をしているということだ。
そして3日目。
ヨーク・ミンスター。イギリスで2番目に大きな大聖堂だとか。
Yorkの中心を少し離れ、University of Yorkにも行ってみた。近代的な校舎であり、Leedsとは雰囲気が違う。この大学は草原に囲まれている。草原には牛がいて、モーモー鳴いている。一匹の牛がモーと言うと、他の牛がみんなその牛のところに歩いていっていた。意味のある「モー」だったんだろう。のんびりと過ごしている牛。
その後、ショッピングモールに行ってみた。日本と同様に、イギリスでもモールが流行っているらしい。こちらの服はデザインがやっぱり日本のものとは違う。また衝動買いをしてしまった。
2008年8月23日土曜日
試験
自作グリーンアスパラとベーコンの唐辛子トマトソース
う…うまい!思い出すあの味!イギリスでこの味と出会えるとは…。一つ生きていく術を学んだ気がした。意外に自分で料理ができることがわかった。これは相当数のお得意レシピができそうである。
Pre-MBAコースでの勉強以外でも、学ぶことが多そうなこのイギリス生活。もうあと2週間となってしまった。
2008年8月20日水曜日
グループスタディ
いつも一緒のクラスメートとは違い、別のMasterコースの学生とごっちゃでグループを形成することになるため、全く知らなかった人達と共に議論をし、一つの結論を導く必要があるわけだ。
自分のチームは、台湾人女性2名、タイ人女性2名、そして自分の計5名である。
お題はイギリスのリテール販売会社であるMarks & Spencer(イトーヨーカドーの高級版みたい)に関するもの。
1.Marks & Spencerの成功の公式とは何か。1990年代後半どんな問題が起こり、業況が
悪化したのか。
2.Marks & Spencerの執った戦略を批判的に評価し、同社にとって望ましい戦略を提案せよ。
しかしグループスタディというのは大変である。各自が言いたいことをひたすら言う。大変エネルギッシュであり、英語も上手なので、意見は言うのだ。だが、それでは纏めることができない。
おまけに、ちょうど台湾人2名と、タイ人2名なので、いつのまにか台湾人は台湾人同士、タイ人はタイ人
同士仲良くなってしまい、いつの間にか自国の言葉で会話を始める。
さらにお約束で、輪を乱す者が必ず一人はいる。時間を守らない、好き勝手にやる。同じアジア圏でもこれだけの混乱なのだから、本コースが始まっていよいよ地球全体からのメンバーで構成されたチームになったら、どうなるものかと不安でたまらない。まあでも何よりその多様性を求めて、欧州に来たのだけれども。
とりあえず、軌道修正をする役回りに徹しようと考えた。ミーティングの方向性がずれたら、すかさず修正をする。客観的なポジションがこのチームには必要だ。だがさすがに、分析を全くせずにいきなり結論に
もっていこうとした時は憤りを感じた。ただただこのプレゼンをクリアしよう、という姿勢が見えたからだ。
この留学では、プロセスを最も大事にしたいと考えている。自分も学生時代ただただ課題はクリアすればよいと考えていたが、ここではそういう姿勢では全く意味がない。こうしたグループスタディをどう運ぶか、といったプロセスが重要な経験だと思っている。
最終的には1チーム20分間プレゼンをしなければならず、結構長い。よってチームで役割分担をし、各々が4分づつ話すことになった。
さて本番当日。午後一番でプレゼンを行うことになっていた。昼休み前までは、大方よくまとまっていた。
構成に問題はない。分析ツールの選定、分析の結果を出し、結論を導く。当り前のことだが、苦労して当たり前のところまでたどりついた。
だがやはり事件は起きた。
そして本番は始まった。
自分の担当箇所についても質問が出たが、想定していた質問だったのできちんと説明が出来た。だが予想通り、パワーポイントが見難い、分析の過程がよくわからない、という意見が出た。自分ひとりでやったほうが、パワーポイントも上手に作れたし、分析もうまくやれたと思う。でもこれからは、それは言ってはいけないのだ。これからはチームとしての成果物が求められることが多くなる。今回のミスは、チームとして反省すべきことだ。
なぜ軌道修正ができなかったのか。プロセスを最重要事項だと考える以上、今回の失敗を糧に改善を考えていく必要がある。
毎日スーパーで買っているうさぎの餌みたいな野菜が、今日はやけに苦いぜ。
2008年8月17日日曜日
Londonに行く
まず最初はLondon Business School。ファイナンスで世界最高峰の教育を施すこのビジネススクールを見ようとBaker Streetで降りてみた。もちろんあのシャーロックホームズで有名なBaker Street。
London Business Schoolの校舎
あまりに立派な建物にびっくり。FT世界第2位の学校だけのことはある。というか政府機関みたいだ。次は、Cass Business School。ここは自分の会社の先輩が卒業をした学校。近年急速にランキングを上げている学校。何よりその綺麗な建物、設備に驚いた。しかも場所はCityにあるため、ロンドンの金融を
肌で感じながら勉強することができるのだろう。
近代的なCass Business Schoolの校舎
この工場みたいなデザインが特徴的である。
Lioyd'sとは、保険の取引所のことらしい。証券と同じように、保険を売りたい者、保険を買いたい者の
ため仲介をする役目を果たすとのこと。もともとはコーヒー屋だったLioyd’sという人のコーヒー屋に
船主が集まり、相互に助け合おうということから、海上保険が発達したとか。
勉強熱心な友人が観光ガイドのように教えてくれたので、聴き入ってしまった。
友人と、「まさかロンドンで会うことになるとはねえ。俺達もだいぶ国際的になったもんだ」などど笑い合っていたが、本当にその通りだ。
結局、夜遅くにリーズに帰ってきた。夜のリーズ駅では、まさに観光ガイドに書いてある通り、酒を飲んだ若者がそこら中で大暴れをしていた。中には、興奮して腕立て伏せをしていた者もいた。
今日、ロンドンで「さむらい」という寿司とお弁当屋をみた。ステレオタイプは止めてくれよなあ、なんて話していたけど、紳士の国というのも本当にステレオタイプだよなあ。
2008年8月15日金曜日
10分間プレゼンテーション
自分の順番が回ってくるまで、皆流暢な英語でプレゼンを行っている。いろいろな職種のクラスメートがいる。
・日本の証券会社の財務部に勤務。公認会計士。
・台湾にある、フランス資本のブランド品Distribution会社でマーケティング。
・台湾のCM制作会社に勤務。(プレゼンではCMが流れた)
・タイ最大のエネルギー会社で、会計業務。
・外資系IT企業の巨人ともいえる企業にて、プロジェクトマネージャー。
・Big4の中の最大の会計事務所にて、監査業務。
クラスメートのプレゼンを聴きながらも、自分が終わっていないので、ドキドキは継続中である。
そして自分の番が回ってきた。自分のトピックは「総合商社におけるリスク管理」である。
総合商社とはなんぞや、というところから説明が始まる。商社金融というものがある、時には融資や投資もする、在庫機能、物流機能…等々の説明をする。
途中、意図せぬところで笑いが起きるのが妙である。え、なぜ笑っているの!?と焦る。プレゼン自体は特段の問題なく終了した。(と思っている)だが問題はその後だ。プレゼンの最中、自分をみてやたらと笑っている台湾人の女性がいた。なぜそんなに笑っていたのか?と後になって尋ねてみた。
「あなたが面白いからよ」(映画の字幕風の日本語訳)
「何がそんなに面白かったんだい?」
「プレゼン中のあなたの動きよ…こんなふうにね」
彼女は手をブラブラ動かした。
「!!それってもしかして、ヒップホッパーみたいにクールだったことかい?」
自分ははヒップホップのPVで歌い手がカメラの前で手を動かす様や、DJの真似をしてみた。ターンテーブルの音付きで。
「not so fashion もっと年齢が上の日本人の誰かに似ているわ…」
俺は海を渡っても三枚目なのか…。いったい誰に似ているんだ!?
2008年8月13日水曜日
Pre-MBA 最大の課題
いかにも、って感じの本。
Introductionとはいえ、簡単に読み進められるものでもない。マグカップ一杯のブラックコーヒーをがば飲みして眠気を覚ます。でもそうすると眠くなくなるので、今夜もワインを一気にがば飲みする。
2008年8月12日火曜日
国の違い
今日は午前中にListeningの授業があった。そこで、効果的なノートテイキングの仕方を習った。例えば省略文字の使用を勧められる。For exampleなら"e.g."みたいな感じだ。そこで"N.B."というのが出てきた。自分と隣に座っていたタイ人の女性クラスメートは、これが何を示しているのか全くわからなかった。自分は彼女にこう言った。
今日の2時間目は、10分間のプレゼンだった。今日はクラスの半分の学生がプレゼンをすることになっていた。自分は木曜日に行うので、今日は一日プレゼンをされる側だった。短い時間の中で気づいた特徴があった。た…台湾人のプレゼンは長い。彼らは誰一人として、10分間というリミットを守っていなかった。
さて、今日は大学からFlatに帰る時、サウジアラビア人の友人Mと話をしていた。サウジアラビアでは、結婚前に男女交際をしてはいけないらしい。そもそも結婚前に女性は男性に顔を見せてはいけないという。だから、結婚するかしないか、という瀬戸際の時、お嫁さんの両親は「この娘は素晴らしいよ!」と
誰もが同じような話をするらしい。うちの製品は最高です、みたいな感じらしい。ただ、会話を通してその女性の性格を知り、その性格に基づいて、生涯を共にする人を決める、という姿勢は素敵だな、と思った。
新鮮な一日だった。
2008年8月11日月曜日
部屋にこもる
人生初の自作カルボナーラ(自分はパスタを茹でただけ)
きっとイギリスを離れる頃、我々はパスタの達人になっていることだろう。
…吉野家の牛丼が食べたい。
2008年8月10日日曜日
Leeds観光
Kirkstallの一部。
その次は、Roundhay Park。だだっ広い敷地に、芝生が入念に手入れされている。とても綺麗な公園で、日本にもこういった場所があったらいいなあと、イギリスを少し羨ましいと思った。
Roundhay Parkの一部。
これからこうした場所に来れる機会が果たしてどれだけあるだろうか。せっかく海外に生活をするようになったのだから、できる限り現地の名所を訪れたいと思うのだが、やはりこれが日本人のよくない性質なのか、たくさんの課題が気になってしまうのである。
イギリスにしては珍しく、透きとおった晴れた日だった。
2008年8月8日金曜日
授業本格的に開始
自分クラスは合計で16名。台湾人7名、日本人4名、タイ人1名、スイス人1名、トルコ人1名、サウジアラビア人1名、一人は後ほどJoin、という構成である。
今週は主に、Writing、Bubiness Language Development、Oral Presentation、Reading、とビジネスに必要なツールを学ぶための授業が組まれている。
Oral Presentationでは早速クラスメートの前で3分間の簡単なプレゼンを課された。クラスの中で2人組になり、相手についてプレゼンをするというもの。
驚いたのはみんなの英語が上手なこと!なんでPre‐MBAにいるの??って感じである。目を閉じれば、ネイティブスピーカーと全く変わらない台湾人もいる。日本の英語教育の早急なる改革の必要性を
感じずにはいられない。
また、時間が経ってくると、先生も次第に本来のスピードで話し始め、これがブリティッシュイングリッシュの発音なもんだから、わけがわからなくなってくる。元々リスニングに不安を抱えていた自分なので、
これはとても刺激的であり、辛いところでもある。経験がある人も多いと思うが、みんなが笑っている時に、なんで笑っているのかわからないあの取り残された状態が継続してしまうわけである。
さて、授業も本格化し、いよいよ来週は10分間のプレゼンをすることとなった。自分の発表は来週の木曜日。お題は自分のビジネス経験について。これに週末は集中することになるのだ。
と考えたら、時間は今日くらいしかないだろうということで、クラスメートとリーズの中心地に行ってみた。
まずはリーズ駅で、16-25 Railcardの購入を試みた。学生向けの、電車に安く乗れるカードのことだ。
最初にクラスメートが窓口で購入しようとしたら、この窓口のおばちゃんがかなりルールに厳格で、写真の裏面に大学のサインがないと売れないという。でもその後もう一回トライして、今度は若い姉ちゃんがいる窓口に行ったら、あっさりと購入できた。いい加減だな、英国!
リーズという街は意外にたくさんの店があって、さすがショッピングの街といわれるだけのことはある。何よりショッピングストリートが美しい。
こんなに美しいのだが、携帯電話のLockを解いてもらうため、 かなりジャンクな店に行く必要があった。日本でいえば、秋葉原にあるような店だ。こっちの携帯電話は、携帯電話にキャリアーのSIMカードを入れて使う。キャリアーというのは、日本でいえばドコモや auみたいなものだ。自分の携帯はこのSIMカードに金をデポジットして、デポジットした金額分だけ通話が可能になる、所謂Pay as You Go式の携帯だ。だから携帯電話自体は何を使っても構わない。この間、学校からやたらと国際電話の安いキャリアーの SIMカードをもらい、それを使いたかったのだが、最初にO2という巨大なキャリアーのSIMカードを使ってしまったので、 こいつを解除する必要があるというわけ。これを解除することをビジネスにしている連中がおり、これを探すため リーズの中心街を奔走したのだ。
最終的にO2の店員の情報を基に解除屋を発見できた。O2としては解除されてしまったら、自分たちが儲からなくなるわけだから、解除をしてくれる店をおしえてくれと訊いたならば、普通はおしえてくれないと思うのだが、彼はあっさりとおしえてくれた。やっぱりいい加減なのか、英国!?
2008年8月6日水曜日
Pre-MBA開講
まず最初に初めて海外の大学に学生として足を踏み入れるわけだ。やたらとでかい校舎が広大な敷地にたくさん並んでいる。いかにもイギリスって感じの建物から、近代的な建物まで色とりどりであり、これにはさすがに感動した。
さて、Pre―MBAと言っても最初はオリエンテーションだ。コースの概要や、困った時はここに訊きなさい、とかそういった説明が延々となされるわけである。自分はここを5週間で去ってしまうわけだが、みんな向こう1年間過ごすわけだから当然重要な話なわけだ。
このコースの参加者といえば、大部分はアジア人である。特にタイ人、台湾人、中国人、日本人が多い。
インド人は思ったより少ない。稀にスイス人、トルコ人、サウジアラビア人がいる。
しかし、British Englishの聴き取り辛いことったらないよ。これまでTOEFLで聴いてきた英語や、カウンセラーの話す英語とはまるで違う。でも周りの学生はIELTSを受験した人が多いみたいで、耐性があるようだ。
昼休みは、学食で昼飯を食べたが、ここの学食は綺麗でびっくりした。しかもメニューが豊富でウキウキした。噂通りイギリスの食べ物はまずいので、これには救われた。この学食の料理の味も特段ウマいわけではないのだけれど。
最初はオリエンテーションばかりだけど、さてさて、本格的に授業が始まったらどうなることやら。
毎日tutorが喋る英語に集中していて、眠くてたまりません。
2008年8月4日月曜日
Blog開始
ということでまずは始めてみよう、Blogというものを。
私はイギリスのUniversity of Leedsの学生寮でこれを書いている。明日から6週間のPre-MBAコースが始まるのだ。
さきほどPreコースを受講する学生たちを迎えるウェルカムパーティーに行ってきた。やっぱり9割はアジア人。でも日本人よりははるかに英語が上手である。こりゃPreの段階からずっと緊張しっぱなしだわな…。イギリスの食べ物に既にまいり始めているが、しっかり食べないと体を壊してしまいそう。
ところでこのBlogの題名にSpainの文字があるが、最終的にはSpainのIE Business SchoolのMBAを
受講することになるからである。
現在は、スペインに行く前段階として、英語を強化すべくイギリスまで来ているわけ。
海外生活自体が初めてなので、Preの段階でも大分緊張気味だが楽しみながら激しく勉強したい、そう誓うのであった。