こちらに来て初めて試験があった。イギリス流の試験である。問題は、
「Budget(予算)の主な機能について述べなさい。また、予算は事業を行うにあたってBad(障害とでも訳すのかな?)であるという考えに対し、あなたはどの程度賛成するか、述べなさい。」
というものである。
何より形式が本当に面倒くさい。誰かの論文を引用する場合は、こういう形式で書きなさい、makeやhelpなどの言葉ではなく、もっとアカデミックなwordを使いなさい、答案用紙はボールペンで書きなさい、 等など。
すっごい面倒くさいんだけど、こうした慣れないことを貴重な経験として、捉えていく必要があるのだ、と自分に言い聞かせる。
考えてみれば、自分の学生時代は、誰も答案用紙の書き方なんて指導してくれなかった。それ故、答案用紙にはみんなが好き勝手に書きたいことを書いていた。それでもたまにA(優)がもらえたりするの
だから、なんて適当であったのであろう。
やっぱり、イギリスはアカデミックなことに関しては非常にシビアである。でも、本来はシビアであるべきなのだろう。学位をとるということなのだから。
ところで最近、あまりの食事のレパートリーの少なさに嫌気がさし、少しづつ工夫を凝らしていくことに決めた。
第一弾は、パスタだ。
自分は日本で「ハシヤ」というスパゲティ屋を愛して止まなかった。毎回同じものを注文した。グリーンアスパラとベーコンの唐辛子トマトソースは絶品である。そして、この際イギリスでその味を再現できないかと、とりあえずスーパーで材料を買い、調理をしてみた。アスパラを自分で煮るのは生涯で初めてのことである。
自作グリーンアスパラとベーコンの唐辛子トマトソース
う…うまい!思い出すあの味!イギリスでこの味と出会えるとは…。一つ生きていく術を学んだ気がした。意外に自分で料理ができることがわかった。これは相当数のお得意レシピができそうである。
Pre-MBAコースでの勉強以外でも、学ぶことが多そうなこのイギリス生活。もうあと2週間となってしまった。
1 コメント:
論文の引用等に関し、日本の教育は甘すぎるだけよ。
国際的な標準では、きちんと明記しないとダメ。
アカデミックライティングっていう本があります。
麿も持っていますが、今後のため、一冊持っておいた方が良いかもしれませんね。
(麿の師匠は、引用とかの書き方、その他に関しとても細かい方でした)
MBAは実学だから・・・と、勘違いする人も多いですが、あくまでもアカデミックなもの。
アカデミックの世界のルールにきちんと従わねばなりません。
では・・・。
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