まずSupply Chain Managementのグループ。これは通常のグループとは違い、任意で3人のメンバーを選ぶ。メンバーはインド人の医者と、韓国人の元サムスンモバイル勤務。この面子は本当にいい加減で泣きそうである。MBAであるにも関わらず、まったく責任感がない。まず、最初に韓国人が根を上げた。彼は週末にスペインで作った彼女と島にバカンスに行くと行っていて、それまでには自分の分担分はきちんとやる、と豪語していた。しかし最終的に以下の趣旨のメールが届いた。「今週俺は他の課題に追われ全く寝る時間がなかった。だが週末は旅行に行かなければならない。だから締め切りが近いマーケティングのファイナルエグザムを今はやらなければならない。Supply Chain Managementの課題は何も出来ない。ごめんなさい。悪く思わないでくれ。」彼が寝不足なのは、毎週末欠かさず繰り出すパーティーのせいであり、そこで生活リズムを完全に崩し、ウェークデイに悪循環を及ぼしていることを自分は知っている。そして結局彼は、このマーケティングのエグザムさえ完成させず、旅行に行ってしまった。驚いたのは教授に、バカンスに行くから締め切りを延ばしてくれとお願いし、それが受けれられたことである。この教授は授業開始時間には厳しいくせに、ここで見せたこの甘さは何なのか。2~3分授業に遅れた学生が「たかだか2~3分だよ」(これもどうかと思うが)といったところ、「ふざけたこと言うな。アメリカではそれを言い訳に首にされるぞ!」と怒っていたというのに。さて、もう一人のインド人に関しては、クラスでも折り紙つきの評判の悪さのようである。グループワークを極度に嫌う。彼は、ミーティングが嫌なので、スカイプで会話をしようと言い出した。しかも開始時間は締め切り日前日の夜10時。その時の課題のボリュームが大したことがないと考えていたため、それをOKしたことが間違いだった。夜の10時くらいから、ぶつぶつ自分の意見を主張しだした。こいつ今さら…!!この時、先ほどの韓国人はすでにバカンスから帰ってきていたので、自分は彼と一緒に作業を続けた。最後にレポート全体の構成と、英語の見直し作業が残っていたのだが、夜中の2時過ぎに彼は自宅に帰った。後は俺が仕上げるから任せてくれ、と彼は言った。さすがに申し訳ないと思ったのだろう。彼は英語力はすごいので、そこは任せることにした。気になるのは、インド人の動向である。彼は自分で付け加えたい箇所がある、といって、個人的に作業をし、明日自身の作業箇所をコンバインしよう、と言っていた。次の朝、起きてみたら韓国人からメールが入っていた。「眠気を抑えられないのでやっぱり寝る。明日の1時間目のファイナンスの授業中に内職をやって完成させる。」不安がよぎった。そう、彼は1時間目に学校に来なかった…。おまけにインド人が書いてきた付け加えたいと言っていた内容が、自分が元々書いていたレポート内容とほぼ同じだった…。つまり、レポートの最終的な整合作業をする時間がほとんど持てなかった。結果、我々はSupply Chain Managementの授業開始前、そう、このレポートの締め切り時間に間に合わせることが出来ないという最悪の結果を招いてしまった。自分はレポートをプリントアウトして、授業開始後に、のこのこと途中から教室に入っていく始末…ありえねーだろ…。教授はレポートを受け取るつもりはなかったらしいのだが、結局、この韓国人が話をつけ、今回は受け取ってもらえることになった。怒りを通り越した絶望が自分を包み込んだ…。チームをマネージ出来なかった自分の責任だ…という一方で、あまりの無責任さに愕然としてしまった。MBAに来ている学生全員がマネジメントスキルを身につけたいわけではないのだ。
一方、Advanced Fiancial Managementのグループ課題もほぼ同時期に担当していたのだが、こちらは、その他の二人が、スイス人で投資銀行勤務、インド人で公認会計士、という顔ぶれだったため、大変すんなりと事が運んだ。他のグループからも彼らに色々と質問に来る程の信頼感があったため、自分も大いに安心していた。彼らの発言には説得力がある…ファイナンスに関わる仕事をしていたとはいえ、彼らのような専門家ではない自分が口出しするのは悪い…(言い訳)こうして、このグループでは安心しきってしまい、緊張感が抜けてしまった…しかしなんと、この課題の点数はなんと10点中6.5点という悲惨な結末…!!がーん!彼らはプロフェッショナルだが、そういえばあまり授業内容に忠実ではなかったかもしれない気がした…。何というか、これまでの経験で問題を解いている気がした…ここは学校であることを忘れていた…。
どうも今期はグループワーク運が悪い。…ていうか、自分で何とかしろって?
2 コメント:
投資銀行勤務=ファイナンスのプロじゃないよ。
とある証券会社出身者に、「実務ではどのように企業価値を算定していましたか?」という問いを投げかけたところ、「ボタン押したらパパッと出ました」とのたまっていました。
世の中には、そんな便利なボタンがあるのです。
韓国人、比較的真面目なのもいるイメージなんだけどね。
あ、でも男はダメかもな。
一方、韓国人女性はとても真面目できちんとしてるよ。
では・・・。
なるほど。確かに便利なボタンがありますもんね。うちもそうでしたね…その意味では、手計算で毎回訓練させられるのはとてもいい経験です。
韓国人、結構ぐうたらな人も多いんですよ。きちんとした人もいるんですけど…日本に近いのできっちり屋さんが多いのかと思っていたのですが、比率的には半々といったところではないでしょうかね。ちなみに韓国人女性は僕らの代はいないんです。
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