このミュルダール駅からは、これまた旅行者に大人気のフロム鉄道に乗った。これも雑誌Titleで発見して、前から乗りたかった電車だったのだ。ミュルダール駅は標高1000メートル近いところにあるのだが、フロム鉄道終点フロムは海抜2メートルのところにある。つまりこのフロム鉄道は山を下っていく電車なのである。途中には、ものすごい滝があり、その滝のそばに小屋があって、金髪の女性が音樂に合わせて出てくるというパフォーマンス付きである。ただし、そのパフォーマンスが何なのかはよくわからなかった。というか、みんな滝に夢中で誰もみていなかった気がする。
フロム駅に着くと、今度は船に乗っていよいよフィヨルドを観ることになる。ノルウェーにはいくつものフィヨルドがあり、それぞれ特徴が違うのだが、自分達は、最も規模が大きく、オスロとベルゲンの間にあり移動しながらみることが出来るソグネフィヨルドに行くことにした。船を出ると、風が強くてものすごく寒いのだが、でこぼこになった谷をみることが出来た。ただ、横から見てもあんまり実感がなく、フィヨルドというものはこういうものなのか、という感じだった。他のフィヨルドに行けば、また違ったものが観られたかもしれない。
でもこの写真からはフィヨルドっぽい風景がうかがえる
5時間の航海を終え、船はノルウェー第二の都市、ベルゲンに到着した。ベルゲンに対しては特に何も調べていなかったのだが、思いもよらず面白い街であることに気付いた。港には、世界遺産に登録されているカラフルな倉庫群であるブリッゲンがある。木造で今にも崩れそうな倉庫なのだが、大変趣がある。ベルゲンで驚いたのは、このブリッゲンの中にあるレストラン。夜遅くで、空いているレストランが少なく、高そうだが仕方なく入ったのだが、ここのサーモンとカニが絶品!こんなの今まで食べたことがない。海の幸に対する価値観が変わった。(http://www.tokokker.no/tokokker.aspx)
さて、ここでもゲストハウス。ここはノルウェーで最も評価の高いゲストハウスらしい。もちろんバスルーム・トイレは共同。部屋は別に悪くないのだが、泊まっている客層にクソガキが多いので、夜大騒ぎをしていた。時間をわきまえず壁をどんどん叩いている。結局、最後にものすごい音がして、その後静まった。思いっきり壁に頭をぶつけて死んでしまったのかもしれない…そう思うほどに急に静かになってしまった。
ほとんど眠ることが出来ないベルゲンであったが、ここはかなり興味をそそられた街。オスロ同様に、あと一日は滞在したかった。
次はいよいよアイスランド。これまたおしゃれなベルゲン空港からオスロ経由で、首都レイキャビークに向かう。
木目調のベルゲン空港
1 コメント:
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
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