夜10時くらいまでフランス人の友達と学校でVenture-Labの作業をした後、二人で最近出来た日本食レストランに行った。値段もそこまで高くなく、日本を思い出すような味を出してくれるレストランであった。コース終了直前にこうしたレストランが出来るなんて…もう少し早く出来ていれば良かったのに。ここでフランス人は美味しそうにお好み焼きを食べていた。自分は串揚げ、焼き肉、寿司を注文した。
その後クラスメートのフラットに行った。2時間遅れの12時頃に行ったのだが、みんな既に盛り上がっていた。思ったより集合が早い。お馴染みの顔ぶれである。韓国人のクラスメートがスピーカーをPCに繋いでいて曲を流し、クラブの臨場感を演出しようとしていた。この日は自分も既に酒が入っていたので、彼らに追いつく必要はなく、初めっから良い気分だった。終わりも近づいているので、寂しい感じもした。みんなアルコール度数何度かわからないやたらと強い酒をワンショットで飲もうぜと言ってきたり、モップでリンボーダンスを始めたりして、無秩序状態になっていた。みんなが自分にもリンボーダンスをやれ、とリクエストしてきたので、おっしゃやってやろうか、とグラスをテーブルに置こうとしたら、手が滑って、クラスで人気ナンバーワンのイギリス/フランス人女性の服にビシャッと酒をかけてしまった。まずいと思い、合掌して座りこんで謝った。日本であれば、ここでさらに一気飲みをさせられたところだろう。その他にも、見たことのない青い液体の酒を飲ませられたりした。異常に強くて、口の中が火傷しそうに熱い。さすがにキッチンで吐き出した。
が、突然パーティーに終わりがやってきた。警察が来たのだ。スペインでは夜の12時以降、警察を呼んでやかましいイベントを無理やり止めることが出来ることが法律上定められている。逆に言うと、12時前はどんなに騒がれていても、自分で止めるしかない。警察が来る前にも近隣住民が幾度となくやってきて文句を言っていた。当たり前である。普通にアパートの中でこんなパーティーをやる方がおかしいのだ。
しかし、勢いづいたラテンカルチャーを止めることは出来ない。勿論その後みんなクラブに行くわけである。酔いにまかせて自分もみんなについて行った。どういうわけかこの日は入場料が無料だった。みんな踊り始めた。こうなると会話なんてなくなってしまい、ただただみんな汗を流すだけの段階になる。自分はここで一気に酔いと疲れがどっと来た。ソファーに座りこんでしまった。学生が「ヘイ、行こうぜ!」みたいなことを言っているが、英語で返答するのももはや苦しくてたまらない。喋ることすら難しいのだ…。朦朧とする意識の中で、踊り狂う学生達がぼやけて見えた。この1年間で乗り越えられなかったことを一つ挙げるとすれば、彼らに対抗できるだけのアルコール耐性を得られなかったということだと思う。
結局、韓国人の友達に連れられ、外で嘔吐。タクシーで帰宅。タクシー下車後にまた嘔吐。家に着いてシャワーを浴び寝るも、翌日の土曜日も嘔吐。一連の嘔吐は夕方まで止まらなかった。土曜日は何も出来なかった。
こんな日々ももう終わってしまうんだと思うと、体の苦しさよりも寂しさの方がはるかに辛い。
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