夜中の1時20分頃ヨークに到着。見覚えのある駅である。そしてゲストハウスへ。ここのゲストハウスは気の利いたところで、翌日はきっちりとした朝ごはんが出た。おかげでとても気持ちよく出発することが出来た。駅に荷物を預けて街中を回る。昨年来たのでもう回り切ってしまったと思っていたのだが、意外に奥が深い街だった。イギリスでは珍しく気持ちの悪い晴天であり、それがヨークの街並みを余計に素敵に映し出していた。相変わらずヨークの寺院は大きく、荘厳であった。
今回も一つの街にゆっくりできる旅ではなく、ヨーク滞在はほんの16時間程度。夕方の電車で今度はバースへ向かった。到着した日はもう夜遅く、その日の宿泊場所へ直行。この日の宿泊先はそう、ユースホステル。この年齢でまだユースホステルか…さすがにこれには大分気持ちが沈んだ。宿泊客は学生みたいなのが多い。ここに楽しみは何もないと、即就寝。
翌日はバースとブリストルの両方を観て回ることになっていた。1日に2都市。両都市は電車で15分くらいの近いところにある故に可能な業である。バースは街自体が世界遺産になっており、大変美しい街並みである。イギリスを鉄道で旅をしていると、何故か建物やその屋根まで暗い色をしていて、どんよりさを助長していたのだが、バースは違う雰囲気を出していた。なんだかフランスみたいだった気がする。次はブリストル。長い坂道に商店が連なっているところがあって、ここはなかなかいい雰囲気を出している。そこでたまたま入ったカフェがおいしいハンバーガーを出してくれたところであり、ますます好印象をもった。ところで、気のせいかもしれないが、ブリストルの人の英語は比較的聞き取りやすかった気がする。
電撃的に、そして極めて表面的に街を周遊し、またもや夕方の電車で、今度はロンドンに戻った。この日は「Holiday Inn Express」というまあ誰でも知っている安いホテルが宿泊先であった。ところがこのホテルが、Google Mapの示すところに存在しない。Google Mapが示すところは真っ暗なところで、ちょっと奥はかなりやばい雰囲気が漂っている。このホテルがある場所は、Canning Townという駅で、London City Airportに行く際に通過する駅なのであるが、後から調べてみるとこの地域は貧困度合と犯罪率が相当高いらしい。確かに極めて迫力のある場所であった。
Canning Townのちょっと向こうでは、Citiなどの高層ビルが闇夜の中でたくさんの光を照らしていた。どうしようもない現実がそこにあるのだと知った。
1 コメント:
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
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