その後、未だ日本に進出をしていないAbecrombie & Fitchの本店に行くことにした。が、長蛇の列が出来ている。ここまで人気があるとは知らなかった。ボストンに行った時にここで何枚か服を買っておいたので、さすがに並んでまで入る気力はなかった。
NY最後の食事は結局、安い中華料理屋で済ますことになった。味は際だっていないけど、値段が安く、ボリューム満点だったので良しとしよう。
これでNYは終わりである。相変わらず暑苦しい地下鉄に乗って、JFK空港まで移動した。次いつ来ることになるかわからないが、刺激的でとても楽しい街なので、是非また行きたいと思う。
NYからはジュネーブへ6時間くらいかけて飛んだ。ロンドン行きのフライトまで時間があったので、街の中心まで足を運んでみた。相変わらず綺麗な街だった。NY程の刺激はないが、静かで空気がとても済んでいた。眼を閉じると眠ってしまいそうな気候であった。
ロンドンシティ空港に着くと、マドリッド行きの飛行機の出発までは2時間30分くらいしかないことに気づいた。マドリッド行きの飛行機はスタンステッド空港から出るので、トランジットに時間がかかる。シティ空港からスタンステッド空港までは直通バスがないのである。電車の乗り換えに戸惑い、いよいよ飛行機を逃すか!?というぎりぎりのところまで来たが、Stansted Expressというやたらと途中駅を飛ばす電車に乗ることが出来たので、何とか間に合った。
例によって、最後は大嫌いなRyanairだが、あまりに眠くてずっと寝ていた。そして飛行機は、ついにマドリッドに帰ってきた。蒸し暑い、そして何もないマドリッドに。
この夏休みの旅行には本当に満足した。ずっと行きたかった場所に行けたし、美味い物も食べることが出来た。アメリカとヨーロッパの違いも感じることが出来た。この二つは全然違う。既に痛感していることだが、同じヨーロッパの中でも国々はまるで違う。これからは「欧米」という括りで何かを表現することは止めようと思う。括れないからだ。ヨーロッパ、という括りも本当は出来ないことだと思う。
世界は本当に、多様である。一つの価値観で括るなんて出来るわけがない、そんなに単純ではないのである、ということを、この年になって初めて身をもって実感する今日この頃である。
0 コメント:
コメントを投稿