2008年11月10日。
今日はIE Business School International MBAコースの入学式。
学校からバスに乗りマドリッドを離れ、入学式会場のあるセゴビヤに向かう。IE Business Schoolは何と大学を買収し、その大学は現在IE Universityと名前を変え、セゴビヤにキャンパスを構えているのである。そしてそのセゴビヤキャンパスにある講堂で入学式が行われるのだ。
いよいよ入学式が始まった。DeanやAssociate Deanやらの祝辞が続く。
その後は、Student Officeという課外活動を支援する組織の一番偉い人から祝辞があった。彼女は学生IE Business Schoolで得られる財産の中で、有能な経営者になるための知識の習得もさることながら、特にNetWorkを大事にしなさい、と何度も訴えていた。昨日は何人の人と知り合った、今日は何人の人と知り合った、ということを毎日考えなさいと。こうしたことが将来的に自分達のビジネスの発展に繋がっていくとのことだ。
次は、アドミッションの人からの祝辞。今年の出願者は20%増だそうだ。対してInternational MBA Class of 2009の学生数は400人程度。Englishコースは昨年の280人に比べ、若干増の300人弱なのであまり変わらない。Spanishコースの学生が昨年は180人程度らしいので、こちらの学生数が大幅に削減されたのだろう。
元々国際経験など一切ない。それでいて特に英語が得意なわけでもない。新卒で会社に入社後、遊びたい盛りの時も英語の勉強に休日を費やした。会社の同期からは付き合いの悪いやつだといつも罵られた。仕事に幾度となく潰されそうになった。何度も諦めそうになった。実にMBAに合格するための勉強に、約3年の時間を費やした。
全ては今日この日、この舞台に立つためだったのだと…そう思うと溢れる涙を抑えきれなかった…
という状況を想像していたのだが、実際は特に感慨深いものはなかった。喉元過ぎれば何とかで、こんなもんなのだろう。それに、これからまた、逃げ出したくなるような様々な課題、そして夜通し行われるNetWorkingに精を出さねばならないのだから。
何にしても、MBA留学 In Spainの本編がやっと始まったのだ。
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