2008年11月16日日曜日

韓国の受験戦争

時間割の都合で、土日、月と3連休となった。この3日間ネットワーキングを欠かしてはいけないと思い、土曜日にBar of the weekに参加。今回は嫁さんも一緒。

やはりスパニッシュタイムで、夜12時30分に会場に到着。学校が斡旋する場所なのだが、クラブ(こっちではディスコと呼ぶようだ)である。日本ではあまり行ったことのないクラブなのだが、こちらでは頻繁に足を運ぶことになりそうだ。やはりクラブなので、爆音で音がかかっており、ほとんど声が聞こえない。これではネットワーキングも何も出来ない気がするのだが…。2時くらいになって、満員になり始めた。これくらいにならないと盛り上がらない スパニッシュタイム。結局アップアップになって、4時前に帰ってきた。

そんな過ごし方をしたので、当然起きるのは午後。だるーい感じが抜けないので、ソファに座り新聞をぼーっと眺めている。すると11月14日付のWall Street Journalに韓国の受験事情についての記事を見つけた。

大学受験の日、韓国では国を挙げて受験者をサポートするそうである。

・受験者が受験会場までスムーズに移動できるように、証券取引所や
 多くの企業は始業時間を1時間遅れの朝10時にする、
・受験会場の学校の受験者以外の学生は受験者に配慮し静粛にする。

一番驚いたのは、

・リスニングの時間は、国内便の飛行機は離着陸してはいけない、
 外国から来る飛行機は、上空10,000メートルでの旋回を要求される。

また、中には子供の受験の成功を願い、一晩中子供のためにお祈りを捧げるお寺でのセッションに参加するお母さんもいるらしい。一晩で3000回お辞儀をするらしい…。

IEの韓国人の同期によれば、韓国のMBA受験生は大体がGMATで700以上、数学はほぼ確実に51点をマークしているらしい。彼らの受験にかける思いを考えれば、当然の結果なのかもしれない。

ところで、韓国で最も有名な企業であるサムソンは、カードのマイクロチップを埋め込まれ、従業員の行動は常に監視されているらしい。トイレに何分行っていたかまで把握されるらしいのだ!激しい受験戦争の果てに待っている世界がこれでは、優秀な人材はみんな 海外に流れて行ってしまうでしょうな…。

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