最初は韓国料理屋。ここは韓国人学生が薦める、マドリッドでもかなりおいしい部類に入る店である。この日は韓国人学生の他にも何人かの交換留学生がやってきて、結構な人数になった。食事中、サムスン専務(常務?)兼サムスンスペイン社長がその部下を引き連れてその店にやってきた。このことからもこの店が如何に本場の味を出しているかがわかる。そこにいた2名の韓国人学生は、元々サムスングループに勤めていたこともあって、かなり緊張していたようだった。韓国人学生が上司の前で深々と頭を下げるのを、他の文化の学生達はとても興味深そうに眺めていた。サムスンの王国ぶりを垣間見た。だが、食事が終りかけていた時、我々韓国人以外の学生もサムスンの偉大さを身をもって知ることになるのである。なんと、この社長さん、帰り際に我々(15名くらい)の食事代を全てごちそうしてくれたのである!我々がその後、「サムスン!」の掛け声とともに焼酎で乾杯したことは言うまでもない。誰かが、「次はLGがごちそうしてくれるかな」と言っていた。
次の日は、イタリア料理屋。Business Valuation in Practiceで一緒であったグループでディナーをすることになったのである。チームにイタリア人の女性がいて、彼女がマドリッドのイタリアンレストランに連れて行ってくれた。その他に、タイ人、ドイツ人、インド人、アゼルバイジャン人の学生が参加した。途中、ドイツ人の学生が、彼女に電話をすると言って、席を立った。そこでイタリア人の学生に、イタリアでの彼氏彼女の事情を訊いてみた。基本的に金曜日の夜は、友達と過ごし、土曜日に彼氏や彼女と過ごすのがイタリア風らしい。また、彼氏、彼女は相手の実家に平気で遊びに行き、泊まることも日常茶飯事だそうである。イタリアのリベラルな現状を教えてもらえたことは、とても新鮮だった。
こっちの生活はバルでの立ち飲みばっかりだから、みんなすぐにふらふらとあっちへ行ったりこっちへ行ったりするので、じっくり話すのが難しい。やっぱり、きちんと座って食事をすると、じっくり会話が出来ていいな、と今更ながら改めて認識した。
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