2009年10月30日金曜日

授業のスライド

ビジネススクールでは、授業でパワーポイントスライドが使用されるのが一般的だと思う。このスライドが黒板代わりであり、授業後好きなようにダウンロードが出来る。今更だが、ITの進歩によって、このあたりはとても効率的になっていると思う。

だが、結局パワーポイントは人間が作るものであり、その中身は作る人に依る、というところは変わらない。

見る人のことを考えないスライドが作られることが、なんとまあいまだに多いことか。なぜ最初に全体のマッピングに関する説明がないのだろう。どんな時にこれが使われるか、このトピックはどのトピックと同じ階層にあるものだとか、なぜそういったことに気が遣われていないのだろう。MBA学生くらいの大人になったなら、何でもかんでも要求をするな、ということでは済まされないと思う。教える側が学生に本気で分からせる気があるのなら、せめて知識やフレームワークを教える段階では、そのあたりをきちんと整理したものを用意すべきでだと思う。教える側は教えることのプロフェッショナルなのだから、学生が理解を深めるためなら、最大限の配慮をすべきである。

自分が理解していればみんなも同じやり方で理解するだろう、という考え方がどうも多いような気がする…。この部分はずっと気にしていかなければならない点だろう。

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