2009年10月5日月曜日

Business Valuation in Practice

この授業、全12回が先日終了した。課題がきつく、誰もがこの授業のことを最も重荷に感じていたと思う。やっと終わってかなりほっとしている。

授業は、スプレッドシートを用いて企業価値を算出するだけでなく、定性的なリスクについて論じ、これを価格にどのように反映させるか、というような現実的な側面についても議論するものである。毎回提出しなければならないレポートも、数字の面よりもどっちかというと現実問題をどう対処するか、という点での説得力を評価しているようである。最後の個人レポートでも、実際のリサーチ会社のレポートに評価を下すものだったが、教授は、数字面を細かくとやかくいうつもりはない、大局的に、賛成か、反対か、を論じなさい、ということを連呼していた。

このようにとても実践的なものなので、有意義な授業なのであるが、教授のスパングリッシュがたまらないし、止まらない。Betaを「べーテ」ともろにスペイン語読みで発音するため、一瞬何についてしゃべっているのかわからなくなる。昔、IEのFinance DepartmentのDirectorだったらしいが、IEもより国際化の道を進む中、これはさすがに厳しいだろう。実務経験も15年以上あるし、ファイナンスの知識も相当豊富であろうことは感じさせるのだが、アウトプットがとにかく下手くそなのである。

重い授業が終わったが、まだ重いのが残っている…。社費派遣の自分はまだいいが、就職活動を始めた学生達はさらに苦しそうである。

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