2008年8月20日水曜日

グループスタディ

MBAの醍醐味の一つとして、グループスタディが挙げられるだろう。Leeds Pre-MBAコースでも、グループスタディを通してケースを分析し、プレゼンテーションを行うプログラムが組まれている。

いつも一緒のクラスメートとは違い、別のMasterコースの学生とごっちゃでグループを形成することになるため、全く知らなかった人達と共に議論をし、一つの結論を導く必要があるわけだ。

自分のチームは、台湾人女性2名、タイ人女性2名、そして自分の計5名である。

お題はイギリスのリテール販売会社であるMarks & Spencer(イトーヨーカドーの高級版みたい)に関するもの。

1.Marks & Spencerの成功の公式とは何か。1990年代後半どんな問題が起こり、業況が
  悪化したのか。
2.Marks & Spencerの執った戦略を批判的に評価し、同社にとって望ましい戦略を提案せよ。

しかしグループスタディというのは大変である。各自が言いたいことをひたすら言う。大変エネルギッシュであり、英語も上手なので、意見は言うのだ。だが、それでは纏めることができない。

おまけに、ちょうど台湾人2名と、タイ人2名なので、いつのまにか台湾人は台湾人同士、タイ人はタイ人
同士仲良くなってしまい、いつの間にか自国の言葉で会話を始める。

さらにお約束で、輪を乱す者が必ず一人はいる。時間を守らない、好き勝手にやる。同じアジア圏でもこれだけの混乱なのだから、本コースが始まっていよいよ地球全体からのメンバーで構成されたチームになったら、どうなるものかと不安でたまらない。まあでも何よりその多様性を求めて、欧州に来たのだけれども。

とりあえず、軌道修正をする役回りに徹しようと考えた。ミーティングの方向性がずれたら、すかさず修正をする。客観的なポジションがこのチームには必要だ。だがさすがに、分析を全くせずにいきなり結論に
もっていこうとした時は憤りを感じた。ただただこのプレゼンをクリアしよう、という姿勢が見えたからだ。

この留学では、プロセスを最も大事にしたいと考えている。自分も学生時代ただただ課題はクリアすればよいと考えていたが、ここではそういう姿勢では全く意味がない。こうしたグループスタディをどう運ぶか、といったプロセスが重要な経験だと思っている。

最終的には1チーム20分間プレゼンをしなければならず、結構長い。よってチームで役割分担をし、各々が4分づつ話すことになった。

さて本番当日。午後一番でプレゼンを行うことになっていた。昼休み前までは、大方よくまとまっていた。
構成に問題はない。分析ツールの選定、分析の結果を出し、結論を導く。当り前のことだが、苦労して当たり前のところまでたどりついた。

だがやはり事件は起きた。

直前の修正。一人はパワーポイントに文字がぎっしり、もう一人は、分析の過程をパワーポイントに記載することを止めてしまった。既に台本をそれに沿った形で修正していた。

そして本番は始まった。

自分の担当箇所についても質問が出たが、想定していた質問だったのできちんと説明が出来た。だが予想通り、パワーポイントが見難い、分析の過程がよくわからない、という意見が出た。自分ひとりでやったほうが、パワーポイントも上手に作れたし、分析もうまくやれたと思う。でもこれからは、それは言ってはいけないのだ。これからはチームとしての成果物が求められることが多くなる。今回のミスは、チームとして反省すべきことだ。

なぜ軌道修正ができなかったのか。プロセスを最重要事項だと考える以上、今回の失敗を糧に改善を考えていく必要がある。

毎日スーパーで買っているうさぎの餌みたいな野菜が、今日はやけに苦いぜ。

1 コメント:

麿@小金井藩主 さんのコメント...

日本人以外の学生とのグループワークでは、往々にしてそういうことがあるね。
年齢構成が20代前半とかだったりすると、尚更、纏まらない傾向が強い化と・・・。
みんな、「俺が!俺が!」ってなるから。

予め、pptでフレームをつくり、そこに穴埋めする形にすると良いかもね。
使い勝手の悪いMBAをうまく使いこなすことを主眼に、これからの学生生活に取り組んでは?

Marks & Spencerは、麿のなかでは日本の高級スーパー、「紀伊国屋」って感じだね。
惣菜も高いから。

ps. 昨日は殿が休みで平穏な一日でした。